乱視ワンデーカラコンタクトの選び方
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・乱視とは
乱視は角膜や水晶体が歪んでピントが合わなくなり、二重に物が見えることを言います。乱視だからカラコンをあきらめる必要はなくなりました。
乱視用カラコンの度数を見るには
乱視用のカラコンは、1枚のレンズの中に近視や遠視を矯正する度数と、乱視を矯正する度数があるレンズのことです。乱視用のカラコンのレンズデータはCYLとAXIS の記載があり、乱視の人は必ず必要です。レンズデータの違いで見え方が変わってしまいます。自分の目に合っているカラコンを選ぶようにしましょう。
・乱視度数を調べる
乱視用のカラコンを初めて使う場合は必ず眼科に行き、検査して乱視のデータの処方が必要です。人気の乱視カラコンはエンジェルアイズワンデートーリックです。10枚1296円、30枚入りです。レンズデザインとカラーが
違うためすべて試してみることもよいでしょう。乱視用カラコンは汚れにくく、非イオン性レンズというのもあり、花粉症でも使いやすいです。
・乱視用カラーコンタクトの選び方
乱視用のカラコンを選ぶのには近視用よりも選択肢が多くあります。眼科を受診し、自分に合ったデータをもとにして正しく選ぶことが大事です。
〇B.C ベースカーブ
ベースカーブはレンズの内側のカーブの度合いを数値にしたもので、ミリ単位で表示されます。球体になっている眼球は人により角膜のカーブの度合いは違ってきます。ベースカーブは数値が大きいほどカーブがゆるくて、小さいほどカーブはきつくなっています。ベースカーブの種類が2~3カーブあるものもありますが、カラコンは1カーブで設定されているものが多いです。
〇PWR 度数
度数はレンズの屈折力と屈折する方向を数字にしたものになります。見た時にピントを合わせるときに必要な矯正力を表す数値で度数の数値の前には+(プラス)やー(マイナス)が表示され、近視なら-、遠視なら+となります。数値が大きくなるほど度が強いことを意味します。プラスが遠視用でマイナスは近視用、プラスマイナスに関わらず数値が0から離れるほど度数は強いです。度なしのカラコンの場合の数値は±0と表記されています。
〇CYL 円柱度数
CYLはシリンダーのことで乱視度数の表記で乱視の度数は円柱度数とも言われています。数字が大きくなるほど乱視は強く、乱視用レンズを選ぶときには必須です。
〇AX 円柱軸度
円柱軸度は円柱度数と同じく乱視のコンタクトを選ぶときに必要なデータになります。乱視軸は乱視の角度のことで0〜180度の数字で表示されます。適度な乱視軸と乱視度数のレンズを装用することにより角膜や水晶体の縦・横の屈折力のアンバランスが矯正されて物がはっきり見えるようになるのです。乱視用のカラコンは180度の1種類だけ用意されている場合が多いです。
〇DIA レンズ直径サイズ
DIAはダイアミターor ダイアメーターの略で単位はミリになります。使い捨てをするカラコンのDIAはだいたい14ミリ前後で作られています。カラーコンタクトレンズは色や模様の付いている部分の着色直径のサイズがそれぞれ違います。そのため黒目の大きさにより合うDIA値や着色直径を選択する必要があるのです。
・チェックすべきこと
輸入ものの度ありのカラコンには厚生労働省の許可がないものもあります。乱視を正しく矯正し、悪化しないようにして厚生労働省の許可を得た高品質で安全なカラコンを使うようにしましょう。インターネットでもカラコは買うことができるので注文する人もいますが、通信販売は高度管理医療機器許可証がある店であるのか、厚生労働省から許可されている店なのかどうかをチェックするようにしましょう。乱視用のカラコンの種類はどんどん増えてきているので乱視の人でもカラコンでおしゃれができるようになってきました。安心できる自分に合っているカラコンを選ぶようにしましょう。